いつも行く散髪屋さんで、カットしていただきました。カット、ひげそり、洗髪プラスヘッドスパオプション付き、そして250円のシニア割引適用で2,090円です。

支払時に「シニア割引適用でお願いします」と言いますと、ちょっと怪訝な顔されますが、唯一私が、高齢者特典が使えるお店です。ただ、残念なことに来月から150円の値上げになりますと予告宣告されました。

同様に、来月から食料品や飲料など多くの商品が値上げになるようです。飲食料品の値上げ以前にガソリン代や光熱費はずいぶん高くなってきていますし、今までデフレ下で値段は下がるか現状維持と思っていた感覚からすれば大きく世の中が変わってきました。

それに対処するには、基本は①収入を上げる＝もっと稼ぐか、②節約するか、③資産運用するしかありません。①は稼ぐ能力ある人は勝手にやってくれればよいのですが、年金生活の方たち等は対処の方法がありません。③はこれも運用資産がある人はそれなりにやればよいのですが、低金利、円安、株安のトリプル安局面の現在では厳しいです。

そこで②ということになります。私の場合ですと、散髪屋さんに行く回数を減らす。現在月１回を1.5ヶ月に１回にする。支出計算しますと、今まで2,090×12=25,080円、来月から2,240×8=17,920円となり年間7,160円の節約になりました。衣食住全般についてこの方向でやれば、塵も積もれば山となるで、値上げに対処できるのでしょうが、何かフラストレーションがたまります。

そこで、ちまちまとやるよりは、大きくドラスティックにやるのはどうでしょうか。子供たちが独立したので、大きな家を売って、所帯に見合ったマンションに住み家を変える。維持費のかかる車を処分する。たくさん入っている保険を整理して必要最低限にする、など。その対処方法は人それぞれで、決まったものはありませんのでその人にあったやり方でやりましょう。

１級ファイナンシャルプランニング技能士／CFP　　谷中弘毅